タイミング  副教会長   
 
 5月の大祭のころ、久しぶりに京都に住む長男から「原付を取りに行くから返してほしい」という連絡が入りました。原付は長男が大学入学の時に学校がある京都での通学のため、中古で購入したものでした。長男が使わなくなった後、教会長の大阪での学校と義母が入所していた施設間の移動、その後は名張での私の移動手段として本当にありがたく使わせていただいていました。丁度4月で自賠責保険が切れたので3年分更新し、シートカバーも新調したところでした。年季が入ってきていたためか、時々不具合が起こったりしていましたが、都度点検や修理に出したりして、「まだまだ乗れます」とお墨付きをいただいていました。

これまでのお礼と、これからもよろしくお願いしますという願いをこめて引き続き大切に使わせていただこうと思っていた矢先の事でした。ですから突然の事で正直驚きました。でもお繰り合わせいただいてのことだと思いかえさせていただきました。

実は以前からこの原付に乗れなくなったら、電動アシストつき自転車を購入させていただこうと教会長とも話していたのです。原付の生産中止のニュースを見たことももちろんですが、バイク屋さんの事情、私の行動範囲の事情、名張市の地形、そして私の運動の事情。色々な事を考えるとこの原付は最初に使っていた長男に託すのが一番ではないかと思いました。そしてこの時期がその時期だったのだろうと、そのお繰り合わせをいただいたのだと思いました。

だから長男も事故なく他人を傷つけることなく大切に乗ってくれたらいいなと思います。

私はというと電動アシストつき自転車を購入させていただき名張の街を走り回っています。日焼けで真っ黒になりました。おかげをいただいて不自由することなく買い物等行かせていただいています。本当にありがたいです。


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